介護の事も考えた家

玄関から居間に入るとかなりの広さ(初畳位)で、窓側は続いて広い板のベランダになっているので広く感じる。隣りの部屋が勝さんの部屋で、電動式のベッド、廊下との仕切りの戸は部屋幅を3枚の引き戸にして、左右どちらでも開けられ2枚の引き戸幅になるので、車イスは楽に通れる。勝さんが倒れて家の中をバリアフリーに大改造したそうで、トイレ、洗面所も一緒にして広くし(坪ほど)ここも車イスが通り易いように引き戸。便器に座る時も車イスを便器の横に付けると、利き手の右手で便器の周りの壁に取り付けてある手摺に掴まり座ることが出来、洗面器は車イスのまま下に少し入るので使い易く、蛇口の金具は手前へ長く延びて、勝さんが手をのばし金具を上げれば水、下げれば止まる。右へやれば水、左へやればお湯となる。風呂場は勝さんがイスに座ると電気のスイッチで動き、天井のレルで浴槽の上に行き、下り、入浴出来るようになっている。随分とお金がかかったことだろう。でも、ここまでやれる方逮はいい。あちこちの家に行くが、車イスで移動しなければ動かせないのに、部屋の出入口、廊下と、狭くて車イス幅やっとで、そろそろと前進、後進213回くり返し、部屋やトイレに連れて行かなければならない家が多いのだ。若い内はどんな家でもいいけれど、すぐに年経ってしまう。土地に余裕があるならば老後のことを考え、ぜひ、風呂場、洗面所、トイレ、廊下、部屋の出入口は広く車イスが通り易く、動かし易くしておくべきだとつくづく考えさせられる。